2022年度1月号 主題「つたえあう」

一緒に喜んでください。

ルカ15:6

新年おめでとうございます!無くしたものを見つけた時、大喜びをしたという経験があるでしょうか。聖書は、私たちが神に捜し出される時、天に喜びがあることを教えています。

今月の聖句は、イエス様が取税人や罪人たちと食事をしていた時に語られた譬の中の一節です。パリサイ人や律法学者たちはイエス様が罪人たちと一緒に食事をしていることをつぶやきました。すると、イエス様は神の愛について譬をもって教えたのです(ルカ15:1-7)。羊が百匹いて、そのうちの一匹がいなくなったら、99匹を野原に残して、その一匹を探し歩かないだろうか?そして、見つけた時には大喜びするだろう。また、その後も同様にイエス様は譬を語りました。10枚の銀貨のうちの一枚がなくなったら探さないだろうか?放蕩息子が戻って来るまで父親はひたすら待たないだろうか?イエス様は、これらの譬を通して、神が私たち一人ひとりを愛していること、だからこそ罪に迷える私たちを探し出して、探し出し続けて下さるということ、神のもとに帰ったならば、大喜びされることを教えられたのでした。 めぐみ幼稚園の三学期が始まりました。三学期はとても短く感じることでしょう。特に、神様にとって私たちは高価なものであり、大切な一人ひとりであることを覚えて歩みましょう。園児たちにも、イエス様につながっていることの平安や喜びを感じながら歩んで欲しいと思います。また、互いに感じることを分かち合いながら、遊びを広げ、深めていってほしいと思います。私たち一人ひとりを愛してくださる神様と共に新年も歩んでいきましょう。

川井信雄


新年おめでとうございます。本年も子ども達、お家の方々と共に豊かな幼稚園生活を送ることができるよう、教職員一同心を込めて保育してまいります。よろしくお願いいたします。

 昨年後半から年末まで保育の場における痛ましい事故や事例がニュースになることが多く、子ども達の置かれている環境を改めて考える機会が多かったのではないでしょうか。私達保育に携わる者としても胸が締め付けられると同時に「なぜそのようなことがおきるのか?」と問いながら日々の保育を振り返る思いでした。

このようなニュースに触れる時考えるのは、やはり一人ひとりがお互いに親しみを持つ関係が作られているのか…、子ども、大人ということではなく「○○ちゃん」「○○さん」「○○先生」と名前と顔が分かり、その心持ちをお互いに気遣う関係ができているのか…ということです。心をかけている人が見当たらなければすぐに気が付き探すでしょう。心にかけている人が個性的な動きでサインを送ってきたなら(どうしたいの?)(どんな理由があるの?)と分かりたいと願い、より深いコミュニケーションをとろうとするでしょう。保育の場は確かに大人が子どもを保育している場所かもしれませんが、実際には一人ひとり個性的で多様な人が集まって、楽しい生活、学びのある生活を共に作っている場なのです。 新しい年の始まりに、私たち一人ひとりを個性的に作り、その髪の数まで知っていると言っておられる御言葉をかみしめたいと思います。神様がそのように私たちを作り愛してくださっていることに倣って、私たちも一人ひとりの存在を大切にし、思いを寄せ、共に歩んでいきたいと思います。          

大谷真理子