ひとりひとりが大事
園長 川井信雄
神さまは、特別な計画をもってひとりひとりのお子さんを各ご家庭に与えてくださっています。お子さんたちが神さまの愛を確信し、お互いを受け入れ、一緒に遊ぶことを通して思いやりを学ぶことのできる、そのような園でありたいと願っています。同時に、ご両親の皆様にも園での他のご両親との交流を通して、お子さんたちの社会を広げていっていただけたらと願っています。
「イエスは…彼らに言われた、『幼な子らをわたしの所に来るままにしておきなさい。止めてはならない。神の国はこのような者の国である。よく聞いておくがよい。だれでも幼な子のように神の国を受けいれる者でなければ、そこにはいることは決してできない』。そして彼らを抱き、手をその上において祝福された」(マルコ10:14-16)。
神さまの豊かな祝福が皆様の大切なお子さんとご家庭の上にあることを祈りつつ、教職員と共に仕えていきたいと願っています。尚、2015年度からスタートする「子ども・子育て支援新制度」に基づき、めぐみ幼稚園は「給付対象の幼稚園(施設型給付の幼稚園)」となります。保育目標・方針はこれまでと変わりません。イエス・キリストの愛に基づいて保育を行っているめぐみ幼稚園へ、ぜひ、お子さんを安心して送り出してください。そして、園生活を共に楽しみましょう。お待ちしています。
子ども時代の「今」を何より大切に
副園長 大谷真理子
私たちはどんな時に自分の持っている力を目いっぱい発揮できるでしょうか?
それはきっと力を信じて見ていてくれる人がいる時、見ていてもらったことのある人が発揮できるのでしょう。
私たちは傷ついた時、どうやって乗り越えていくのでしょう?
きっと悲しさや辛さに寄り添ってくれる人がいる時、寄り添ってもらったことを心に刻み込んでいる人が、前を向いてまた歩き出すのではないでしょうか。
私たちはどうやって自信をもって自分の行く道を選択していくのでしょう?
それはきっと、「それ素敵ね」「よく考えたね」と認めてもらえると感じている時、小さな選択を認めてもらったことを覚えている人は、多少先が見えない時でも決めていくことができるでしょう。
どんなにたくさんの知識があっても、どんなに「がんばれ!」と励まされても、自分のことは自分で決めることが責任だとわかっていても、それだけでできるわけではないと思うのです。一番大切なことは「私は私のままで大丈夫」という安心感が心の奥底にしっかりとなければできないのです。
現代の社会は、個性的に能力を発揮すること、コミュニケーション能力を発揮しグローバルに協調できること、ブレずに自己決定できることが求められる社会です。けれどその根底には、人としての安心感に支えられた自己肯定感がなければスタートラインにも立つことはできないのです。
めぐみ幼稚園では、すべての人が神様から特別に大切な存在として作られたことを覚え、一人ひとりの子ども達を特別に大切な存在として、日々を生活します。神様の完全な愛が、自分に注がれていることを、生活の中で感じられるようにと願っています。保育者は自分が神様から愛されている安心感の中で、その愛を示すことができるようにと願って保育しています。何かができるようになること、たくさんの知識が増えることではなく、その子がその子らしく生活する子ども時代の「今」を何よりも大切にしたいと思っています。きっとそれが、一人一人の土台となっていくと信じているからです。
「やってみたい!」という声に応え、本気で一緒に遊びます。
「うまくいかなかった~!」という悔しさに「でも、よく決められたね」と寄り添います。
「おしえてよ」というときには、丁寧に何度でも伝えます。
「自分でやる!」には「楽しみだな~」と見守ります。
「さみしい」「怖い」時には抱きとめます。
一緒に笑い、一緒に泣き、一緒に悩み、一緒に食べ、一緒に歌います。
子育て情報が溢れる今、子どものために何を選んだらよいのかと悩まれることも多いと思います。昔のようにたくさんの家族で子どもを見ていた時代とは違い、ご両親にかかる子育ての大変さはより大きなものになっていると思います。そんな今だからこそ、幼稚園とご家庭とが一緒に「あなたが大事!」と子ども達に全力で伝えていきましょう。めぐみ幼稚園は小さな幼稚園です。ご家庭の方々にご協力いただくことも何かとあると思います。けれど「あなたが大事!」という思いを合わせ、力を合わせるお家の方々と先生の様子に、子ども達はより良い人とのかかわり方も学ぶことでしょう。私たちは、大変なことも分かち合いながら、今しかない子育て時代を楽しめるように、全力でサポートいたします。子ども達だけでなく、お家の方々も自分らしい子育てを安心してできる道を探すことができるようにと願っています。
神様の愛の中で、子どもも大人も育ち合うめぐみ幼稚園にしていきましょう。よろしくお願いいたします。
沿革
当園は 1964 年 4 月めぐみ幼稚舎として開園、1973 年 12 月百合丘めぐみ幼稚園として公認、1993 年 5 月に新園舎が完成いたしました。 教会の幼稚園として、キリスト教の愛の精神に基づき、現代の教育が理想としている全人教育を目標とし、心身ともに健康に、そして健全な情操を身につけ、良識ある現代人の素地を育成することを目標にしております。
保育目標
神と人とに愛されていることを知り、また愛する子どもになる
保育方針
【子ども】
子ども時代を『かけがえのない今』として受け止め、ひとりひとりの個性や成長の姿を尊重する。
子ども時代が大人になるための単なる通過点で、子どもを未完成な足りない存在として捉えるのではなく、子どもは子どもであるそのままが完全な姿、今を精一杯生きる存在であると捉えています。上手い下手、出来る出来ない、強い弱い、知識や能力で子どもを判断するのではなく、個々に応じた必要な援助をしていきます。障碍をもち、手を必要とする子どもも共に生活をしていますが、そのような子ども達を含め、一人一人が神様から愛される存在として、肯定され大切にされていることを感じながら成長していくことを願っています。
【遊び】
主体的な遊びの中で、共に生きる力を育てる。
<思いやり、意欲、あらゆるものへの感性、体力、工夫する力、ル ールを守りつくりだす力、我慢する力、文字や数に対する興味>
子どもにとっての遊びとは、大人の余暇とはまったく違い、生きることそのものです。子どもは遊びを通して生きるために必要な様々な力を培って行きます。さらに大切にしたいと思うことは上から一方的に与えられた遊びではなく、自ら心を動かしてやってみたいと思って取り組む遊びです。<ブランコに乗ってみたいと思う子どもが、どうやったらブランコが動くかと手足をバタバタさせ、体をゆらしながら、自分の体と向き合っています。何度も繰り返すうちに揺らすコツを覚え、今度は意思を持って体を操ってみます。ブランコが揺れると爽やかな風があたること知り気持ち良さを覚えます。隣ではお友だちも漕いでいて何だか嬉しい気持ち。順番を守るために10まで数えたら交替ね!そんな約束も出来るようになります。>一つの遊びの中にも沢山の育ちの要素があるのです。保育者は子どもが主体的に遊びに取り組めるよう環境を整えそれぞれの成長に合った援助をして行きます。
一日の保育の中で自由遊びと一斉活動をバランスよく組み合わせています。一斉活動を通して、友達と同じ思いを共有したり、一緒に過ごすことの楽しさや喜びも感じてほしいと思っています。
めぐみの子ども達が遊びの中で学ぶ姿です。
東京未来大学 『未来の保育と教育ー東京未来大学保育・教職センター紀要ー』で発表されています。
やぐらでの遊びについて
自然体験と絵本について
【礼拝】
園生活全体を通して神様の存在が感じられ、生きる指針をイエス様に示されるように願う。
一日の中で静まって神様に出会う礼拝の時を大切にする。
目には見えないけれどもいつも自分達のそばには神様がいて下さり、安心して生活 できることを知り、完全なお方である神様を信頼するようになります。そして神様によって創られたかけがえのない自分をまた他者を信頼し大切にしようとする気持ちが育まれます。
聖書のお話を聞いたり、聖句を覚えたり、楽しく賛美したり、お休みしたお友だちの為にお祈りをしたり、保育者も共に日々神様に喜ばれる生活をしたいと願っています。
定員
クラス編成(クラスの様子はめぐみブログをご覧ください)
3 歳児 | 18 名 1 クラス(ちゅうりっぷ) |
4 歳児 | 26 名 1 クラス(さくら) |
5 歳児 | 26 名 1 クラス(ゆり) |
教職員数
園長 | 1名 |
副園長 | 1名 |
教諭 | 6名 |
事務職員 | 1名 |
運転手 | 1名 |
保育時間
日曜日 | 9:30 – 10:30 |
月曜日 | 9:00 – 14:00 |
火曜日 | 9:00 – 14:00 |
水曜日 | 9:00 – 11:30 |
木曜日 | 9:00 – 14:00 |
金曜日 | 9:00 – 14:00 |
土曜日 | 休園日 |