2024年度3月号 主題「希望をもって」

わたしがあなたとともにいるからだ。

                                                        イザヤ45:5

今月の聖句は、主イエスのご降誕の数百年前に、神が預言者イザヤを通してイスラエルの民に語られた言葉です。この時、イスラエルの民は神に対する罪の裁きとしてバビロンへ捕囚として連れて行かれようとしていました。自分たちは神の選ばれた民のはずなのに、神は自分たちをお忘れになったのか、自分たちは初めから神の民ではなかったのか、自分たちは一体何者なのかと恐れの中にいました。罪を悔い改めへと導かれていた民に、神は語られました。「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」(イザヤ43:4a)また、神は民を励まされました。「恐れるな。わたしがあなたとともにいるからだ。」(イザヤ43:5)つまり、神は、私たちを愛しているから、私たちを人生の試練には遭わせないとは決して約束していません。しかし、私たちを愛しているから、人生の試練の中でも私たちと共にいると約束してくださっているのです。

3学期もいよいよ残り僅かとなりました。園児たちはこれから新しい地に行こうとしています。大きな変化をくぐろうとしている今、喜びや期待と共に心配や恐れもあるかもしれません。しかし、「神さまがともにいてくれるから大丈夫!」と勇気をもって前に向かって歩んで欲しいと祈り願っています。私たちも人生の様々な変化を通る時、様々な思いが入り混じり、勇気と平安を必要とすることでしょう。神は、そのような私たちにも、「恐れるな。わたしがあなたとともにいるからだ」と語ってくださっています。この御言葉によって共に勇気を得て、歩んで行きましょう。一年間ありがとうございました。

川井信雄


少しずつ春めいた日も増えてきます。日向では上着を脱いで、時には半袖になって走る人もいるほどです。もう少しで「胸躍る春」が来ることを先取りしているようです。けれど、先日年長で「幼稚園もあと20日くらいだね」という話になると、「なんか寂しい~~」と口々に言い合ったかと思うと、友達同士4,5人でギュッっと抱き合ったのでした。3月の子ども達の心持ちは正に、次に期待し走り出す躍動感と、変化を前にして寂しさや不安との間を行ったり来たりするのです。

子ども達のさびしがる姿や、(大丈夫かしら?)と思う親心、もっと一緒に…という名残惜しさから考えると、これまで通りできるだけ変化がない方が、安心で良いのでは?と思ってしまいそうです。けれど、変わることで花開く力があるのです。「僕は、わたしは、このままで大丈夫」という人生で手放してはいけない安心感を持った人は、環境の変化を受け止め、自分にとって良いものを選び取る力がついています。自分の居場所を探すパワーも耐える力も発揮できるのです。きっと、環境が変わることでその力は倍増し、使われて磨かれていくはずです。

2024年度残すところあとわずか、「あなたはそのままで大丈夫」「大好きだよ」というメッセージを余すところなく伝えていきたいと思います。もちろん進級する子ども達も変化を迎えますね。園中の大人達で「あなたがいてくれて嬉しい」と伝えていきましょう。 最後に、卒園してもめぐみ幼稚園の門はいつでも開いています。一生帰って来れれる教会があります。どうぞ、戻ってきてください。そして、子育てに迷った時には何も考えず、お子さんに伝えてあげてください。「大好きだよ」と。     

大谷真理子