2024年度12月号 主題「共に喜ぶ」

今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。

この方こそ主キリストです。

                                                          ルカ2:11

今年もいよいよクリスマスが近づいてきました。子どもたちもクリスマス・イルミネーションやケーキ、プレゼントなど、心を弾ませることでしょう。めぐみ幼稚園では、クリスマスの本当の意味に思いを馳せたいと願っています。

世界で最初のクリスマスの日、御使いは羊の群れの番をしていた羊飼いたちに大きな喜びの知らせを伝えました。どんな知らせだったのでしょう?それは救い主のご降誕の告知でした。この知らせを受けた羊飼いたちはすぐに救い主に出会いに出かけます。当時、人口調査によって多くの人々で賑わっていたベツレヘムの町で、諦めずに、繰り返し、救い主を捜し続けました。やっと救い主を捜しあてると、大きな喜びの知らせが、彼らの心の中で大きな喜びとなったのでした(20)。そして、救い主に出会った後、羊飼いたちは神様を讃美しながら野原に帰りました。

なぜ神様は救い主のご降誕を世界で最初に伝える人々として、当時、社会的に見下げられていた羊飼いを選ばれたのでしょう?それは救い主のご降誕が社会的な身分に関わらず、人々を罪から救うためだったからです(マタイ1:21)。 幼稚園もアドベント(待降節)に入ります。クリスマスは楽しく、嬉しい季節です。なぜなら、イエス様が私たちのためにお生れになってくださったからです。この喜びの知らせを私たちの心でも大きな喜びとしたいですね。この時期、幼稚園ではイエス様のご降誕を喜び合う讃美の声が響き渡ります。イエス様のご降誕を喜び合いましょう。

川井 信雄


立冬も過ぎクリスマスの季節です。めぐみ幼稚園ではクリスマス会に合わせて11月21日からアドベントに入ります。クリスマスは楽しい季節、夏頃から「クリスマスにもらうプレゼント決めたんだ~」と話している人が何人もいました。子どもの幸せそうな顔を眺めていると本当にクリスマスは素敵な時だと思わされます。そしてめぐみ幼稚園ではこのクリスマスの楽しさの意味が心に刻まれる時になればと思っています。

 私の子どもの頃のクリスマスの思い出は「ソーキ汁」です。クリスチャンホームで育った私は、クリスマスイブには家族や教会の人と一緒にキャロリングで街中を歩き、キャロルを歌うのが習慣でした。クリスマスの恵みを歌声にのせお家に届けます。申し込みのあったお家をめぐり最後には日付が変わっています。最後にうかがうお家はいつも沖縄出身の方の家で、用意されたソーキ汁とお菓子をいただくのが毎年のお約束。夜中まで街を歩く特別感、キャロルを心合わせて歌う厳かさ、大人達の嬉しそうな様子、凍えた体にしみる労いのソーキ汁の味が相まってイブの夜は格別な夜でした。

 なぜ私の心にこの思い出が深く残っているのか、そこにはきっと「イエス様のご降誕を喜ぶ」という同じ思いで歌い、歩き、語らう場にある特別な恵みがあったからだと思います。世界中の人が意味を知っていても知らなくても祝うクリスマス。それはその本当の意味が世界中に与えられた大きな恵みを喜ぶ日だからですね。めぐみ幼稚園の子ども達、お家の方々にも是非、同じ思いで集った格別喜びのクリスマスを経験していただきたいと心から願っています。

大谷 真理子

前の記事

12月の園庭開放

次の記事

2025年1月の園庭開放