2026年11月号「恵みに感謝」
2026年11月01日
あなたがたの心を満たすなど、恵みを施しておられたのです。使徒14:17
今月の聖句は、使徒パウロがリストラという町の人々に語った言葉です。パウロは、生まれつき足が悪い人に信仰を見て、自分の足で立つように言いました。すると、その人は踊りあがって自分の足で立ち、生まれて初めて歩けるようになりました。これを見た人々は、パウロたちは神々だと言って、彼らに犠牲を捧げようとしました。しかし、パウロたちは、自分たちは単なる人であり、神は人々が創造主なるご自身に立ち帰ることを願っていると伝えました。神はイエスの福音が啓示される前までは、人々がそれぞれの道を行くままにしていましたが、それは無関心だったからではなく、忍耐していたからです。だからこそ、神は人々がそれぞれの道を行くままにしていたと同時に、自然や食物などの恵みを備えることによって、ご自身が創造主なる神であることを証していたのです。しかし今や、神は一般的な恵みをもって人々が戻ることを、忍耐をもって待っているだけではなく、二千年前、特別な恵みをもってイエスの十字架と復活によってご自身に立ち帰る道を備えてくれたのです。
秋が近づき、幼稚園ではお芋ほりに出かけ、収穫感謝礼拝を捧げます。神は多くの秋の実りを与えてくれています。それらの実りを共に神に感謝します。園児たちには、秋の深まりをそれぞれ感じて、自然に触れて、自然を感じて終わるだけではなく、自然や食物などを造ってくれた神の恵みに心を向けてほしいなと願っています。更には、11月後半にはクリスマスに向けて整えるアドベントになります。イエスのご誕生が自分たちも神に立ち帰るためであると知り、神の恵みを共に感謝したいと願っています。
川井 信雄
実り秋となりました。子どもたちは第三公園や弘法の松公園でどんぐりを拾い、コマを作ったりピタゴラ装置で転がしたりと、秋を楽しんでいます。お芋掘りも、恵みを実感する一日となりました。子どもたちにはこの時期、食べ物は自然の恵みであり、手をかけて料理して口に入り、体を養い心を喜ばせてくれることを経験して欲しいと思います。その体験は、どんなに時代が便利になっても、「食」の原体験になるからです。
そしてもう一つ大切な原体験が「食卓を囲む」ということです。夕方の降園時、お家の人に「ねえ、今日の夕飯なに?」と楽しみに尋ねる姿をよく目にします。「今日はサンマ!」と聞くと「やったー!」とガッツポーズ。時には「え~!」と不満を表す日もありますが、どちらも微笑ましい姿です。ご家庭で料理の話に花を咲かせ、食卓を大切にされている様子が伝わってきます。一緒に食べる時間は、身も心も満たされる体験を共有し、つながりを実感するときです。その安心感と充実感は、「人とつながるって嬉しいな」という感覚を育み、人生を豊かに彩ってくれます。
忙しさで、「子どもは先、大人はあとで」と時間を分けたり、偏食・少食に悩み、「食事を一緒に楽しむ余裕が…」と感じたりする日もあるかもしれません。ですが、大人が美味しそうに食べ物を喜び、同じ時間に食卓を囲むその姿だけで、子どもの心にはしっかりと安心感が刻まれます。それはやがて、食への関心が豊かな花を開かせる土台となっていくはずです。ぜひご家庭でも、食欲の秋を子どもたちと目いっぱい楽しんでくださいね。
大谷 真理子