2026年9月号「いっしょに」
2026年09月01日
一緒に喜んでください。いなくなった羊を見つけましたから。ルカ15:6
今月の聖句は、イエス様が取税人や罪人たちと食事をしていた時に語られた譬の中の一節です。パリサイ人や律法学者たちはイエス様が罪人たちと一緒に食事をしていることをつぶやきました。すると、イエス様は神の愛について譬をもって教えたのです(ルカ15:1-7)。羊が百匹いて、そのうちの一匹がいなくなったら、99匹を野原に残して、その一匹を探し歩かないだろうか?そして、見つけた時には大喜びするだろう。また、その後も同様にイエス様は譬を語りました。10枚の銀貨のうちの一枚がなくなったら探さないだろうか?放蕩息子が戻って来るまで父親はひたすら待たないだろうか?イエス様は、これらの譬を通して、神が私たち一人ひとりを愛していること、だからこそ罪に迷える私たちを探し出して、探し出し続けて下さるということ、神のもとに帰ったならば、喜ばれること、私たちも共に喜びたいことを教えられたのでした。
いよいよめぐみ幼稚園の二学期が始まります。二学期は、運動会やお芋ほり、クリスマス会など、様々なイベントに溢れています。園児たちには、先生やお友達と「いっしょに」それらのイベントや日々の遊びを経験する中で、神が愛している互いを喜び合い、思いを分かち合い、力を合わせて楽しんでほしいと願っています。また、自然の中で心を開放し、季節の変化を味わい、昆虫や植物などを発見し、いっしょに生きていくことの大切さと喜びも感じとる絶好の機会も与えられています。二学期もイエス様にあって神とつながっていることの喜びと平安を感じながら共に歩みましょう。神の祝福と恵みに満ち溢れる二学期となりますように。
川井 信雄
【災害と子どもたち】
今年は昨年ほど猛暑が続きませんでしたが、地震や台風など、自然の驚異を感じる夏です。災害のニュースに心痛めた方も多かったのではないかと思います。今回は災害と子ども達についてご一緒に考えられたらと思います。
子どもが災害を身近に感じたり、報道に触れたりすると、「なぜ?」「どうして?」と疑問を感じ、「うちは大丈夫?」と不安を表すことがあります。「自然災害がどうしてそこに起こるのか」は誰にもわかりません。子ども達は真っ直ぐに世界を見ていますから、時に根源的で鋭い質問が出ます。そんな時には「だいじょうぶ、だいじょうぶ!」とその場しのぎは避けたいものです。大人にもわからないけれど、自然の営みの一部なのだということを伝えながら、「でも、もしもの時には〇〇ちゃんのことは絶対に守るよ」と声をかけ、抱きしめてあげたいですね。自然の驚異を正しく恐れる姿勢は、幼い頃の体験と対話、そして身近な大人の姿勢から刻み込まれます。そして、お父さんやお母さんに守られている安心感こそが、いざという時の子ども達の心を守る何よりの備えになります。
最後にもう一つ。日頃から手や言葉を使った素朴な遊びを楽しみましょう。万が一の時には、私たちが便利に使っているものの多くが使えなくなります。ゲームもYouTubeも同じです。そんな時でも、手遊びや歌遊び、しりとり、ずいずいずっころばし、あやとり、折り紙などの小さな遊びが、子ども達の緊張をほぐし、癒やしてくれます。もちろん、付き合う大人も必ずその中で癒やされます。
子ども達との安心感を確かめつつ、素朴な遊びで笑顔を交わす日常が、いざという時の備えにもなるということを意識しながら、「防災の9月」を過ごしてみてはいかがでしょうか。
大谷 真理子