2024年度4月号 主題「出会い」

新しい歌を主に歌え。

                                                      詩編96:1

ご入園・ご進級おめでとうございます!この巻頭言では聖書の言葉を紹介させて頂きます。今月の聖句は詩篇96篇の一節です。この詩篇は「新しい歌を主に歌え」と呼びかけています。聖書で「主」とは世界を創造された神のことです。「新しい歌」は神の救いの御業を祝う歌のことです。神によって救いの御業がなされる度に、新しい歌をささげるよう招いています。また、「新しい歌」は、現状がどのようであろうとも、将来神がなしてくださる御業への期待と自信をも表します。そのため、詩人は更に勧めます。新しい歌をもって、神の御名をほめたたえよ、神の救いを宣べ伝えよ、全ての人々の中で神の栄光を語り告げよ(2-3)。約2千年前、神はイエス様にあって救いの御業を完成され、「新しい歌」をこの世に与えてくれました。そして、イエス様は神の御名をほめたたえ、神の救いを宣べ伝え、神の栄光を語り告げたのです。 いよいよめぐみ幼稚園の新年度が始まりました。これから年少組の園児たちは新しいお友だちや先生たちとの「出会い」、年中組と年長組の園児たちもこれまでのお友だちとの「出会い」を深めます。もしかしたら園児たちや皆様の中には、新しい年度に対する期待や不安を持っている人もいるかもしれません。神は私たち一人ひとりを愛し、イエス様にあって私たちの祝福を願っています。神の目には私たち一人ひとりが高価で尊い存在です。新しい歌を神に共に歌いながら、これから与えられる一つ一つの「出会い」を大切にして、新しい一年を共に歩んで行きましょう。一年間、どうぞよろしくお願い致します。                        

川井 信雄


新しい園生活が始まります。新入園児も、進級児もそれぞれ新しい生活ですが、特に新入園の子ども達にとっては、初めての幼稚園生活です。「大丈夫?」「ちゃんとできる?」と気になる方も多いかもしれません。けれど「ちゃんと」とはどんなことでしょう。「身の周りのことがちゃんとできる?」「先生のお話がちゃんと聞ける?」そのようなことが思い浮かびますか?けれど、この時期の「ちゃんと」はそれらではないと思うのです。めぐみ幼稚園の「ちゃんと」は「ちゃんと不安になれる?」「ちゃんと泣ける?」「ちゃんと目を凝らせる?」ということです。新しいことに不安になれるのは、しっかりお家での安心感を知っているからです。ちゃんと泣けるのは、(泣いても私は拒否されない…大丈夫)と分かっているときです。「ちゃんと目を凝らせる」のは、これまでの楽しい経験が子ども達の心にとどまっていて、どんなに不安な中でも楽しそうなものに目を凝らす感性が動くのです。お家という帰る場所を心に留め、ここなら大丈夫…と泣いて怒って固まって、それでも楽しそうなものを見つける子ども。それがめぐみ幼稚園のちゃんとした幼稚園生です。ですから、入園前の今は、たっぷりとお家で楽しく、安心して、心地よく過ごしてください。その経験の記憶が、新しい場所で自分を思う存分出すことができる土台になるはずです。先日、年長さんが入園当初を思い出して言っていました。「お家の人と離れたくなかった、でも、ちょっと楽しそうだった。いつのまにか、楽しくなってた!」きっとみんなそうなります。安心して送り出して下さい。お待ちしています!ようこそ、めぐみ幼稚園へ!!

大谷 真理子

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